建築関連用語
省エネルギー
- コージェネレーションシステム
- 一種類の一次エネルギー(例えば燃料)から連続的に二種類以上の二次エネルギー(例えば電力または動力と温度レベルの異なる熱)を同時に発生させる設備。例えば、燃料を燃焼させることにより原動機を駆動して発電機を回転させ、発電を行うと同時に原動機の排ガスや冷却水の熱を蒸気または温水として取り出し、冷暖房や給湯、プロセス加熱等に使用することをいう。
- 太陽光発電
- 太陽電池を利用し、太陽光のエネルギーを直接的に電力に変換する発電方式。太陽光発電装置は一般に導入時の初期費用が高額となるが、メーカー間の競争によって性能向上と低価格化や施工技術の普及も進み、運用と保守の経費は安価であるため、世界的に需要が拡大している。昼間の電力需要ピークを緩和し、温室効果ガス排出量を削減できるなどの特長を有し、低炭素社会の成長産業として期待されている。
- 火力発電
- 石油・石炭・天然ガス・廃棄物などの燃料の反応熱エネルギーを電力へ変換する発電方法。 現在、我々が昼間に使用する電力の過半は火力発電による。石油や天然ガスなどをボイラーで燃やして得られる熱を利用して水蒸気を発生させ、タービンを回転させる原理。
- 水力発電
- 水が落下するときのエネルギーで発電を行う方式のことである。一般に発電用水車を水の力によって回転させることで発電を行う。落差さえあれば発電が可能であり、高いところにあるダムやため池、タンクなどから水道用水や農業用水などを供給するときに、途中に水車発電機を設置すれば発電できる。 適応可能な範囲が非常に広い発電方法である。太陽光発電や風力発電に比べて単位出力あたりのコストが非常に安く、また発電機出力の安定性や負荷変動に対する追従性では、数ある再生可能エネルギーの中で王者とも言われる。
- 風力発電
- 風の力を利用した発電方式。風が吹けば夜間を含めいつでも発電が可能である。また比較的発電コストが低く、事業化が比較的容易であるため、多くの地で建設されている。ただし、出力電力の不安定・不確実性の問題がある。また、人家に近接して設置された場合、近隣住民がめまいや動悸(どうき)、耳鳴りなどの健康被害を訴える例が出てきたため、低周波騒音の影響について調査が行われている。
- グラスウール
- 短いガラス繊維を原料とする断熱材。防火性にも優れており、アスベストの代替材としても広く使われるようになっている。
- ロックウール
- 玄武岩、鉄炉スラグなどに石灰などを混合し、高温で溶解し生成される人造鉱物繊維を原料とする断熱材。製造時の環境負荷の小ささや難燃性、リサイクル性などに優れており、ヨーロッパでは非常によく使われている断熱材のひとつ。価格、性能はグラスウールとほぼ同等だが、グラスウールに比べ圧縮しにくく、輸送・保管などの点でやや不便。
- セルロースファイバー
- 木質繊維のパルプからなる断熱材。主にダンボールや古紙などのリサイクル素材を原料とするバラ綿状で、吸放湿性を持っており、吸音性が高い。
- 外張り断熱
- 構造体の外側を断熱・気密層で覆う工法。木造や軽量鉄骨造のように躯体の熱容量が小さい建築物で用いられる。RC造の外断熱とは異なる。
- 外断熱
- RC造やコンクリートブロック造など、熱容量の大きい構造体の外側に施す断熱工法。温度差・冷暖房負荷とも極めて少ない優れた室内環境を実現する工法。欧米ではほとんどの集合住宅で使用されているのに対し、日本では高価なため一部の集合住宅にしか使用されていない。
- エコキュート
- 空気の熱で湯を沸かすことができる電気給湯機のうち、冷媒としてフロンではなく二酸化炭素を使用している機種の総称。従来式燃焼式給湯器と比較して給湯にかかる光熱費が抑えられる。
- エコジョーズ
- 従来のガス給湯器の熱効率がおよそ80%であったのに対し、約15%高い95%の熱効率を実現させた新型のガス給湯器。
- エネファーム
- 家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの愛称。都市ガス・LPガス・灯油などから水素を取り出し、空気中の酸素と反応させて発電するシステムで、発電時の排熱を給湯に利用する。自宅で発電をするため、送電ロスがほぼない等のメリットがあるが、初期費用が高い、家庭用としては給湯能力が高すぎる、停電時は発電できない、などのデメリットもある。
- エコウィル
- 都市ガスやLPガスを燃料とするガスエンジンで発電を行い、その際に発生する排熱を給湯などに利用する家庭用コージェネレーションシステム。電力各社がオール電化でガスの市場を侵食している事に対抗し、逆に電気の市場にガスが乗り込む格好になっている。停電時には発電できない。エネファームに比べると初期費用が大幅に安い。
- LED照明
- 電気を流すと発光する半導体素子を利用した次世代の照明。消費電力が白熱電球の3分の1と少なく、住宅の省エネ化に欠かせない商品として政府が普及を目指している。1990年代に青色発光ダイオードが開発されて以降は、LEDによる白色光照明の実用可能性が高まり、局所照明を中心に徐々に市販製品が登場している。導入コストの高さが課題ではあるが、価格は急速に下がっているため、現実的な選択肢となりつつある。
- 有機EL照明
- 有機化合物に電圧をかけることで発光する現象を利用した照明のこと。従来の光源とは異なり、面で発光するため、広範囲を均一に照らすことができる。半導体素子を利用したLED照明に続く次世代照明の本命として開発が進んでいる。軽くて薄く、曲げられるという特徴をもつ。
- 高断熱浴槽
- 断熱構造や専用のふたによって保温性能を高めた浴槽のこと。湯の温度が下がりにくく、省エネ効果が高い。